グッドシンク よくある質問
印刷用のよくある質問はPDFで入手可能です。
インストールとアンインストール
Q: 私の持っているライセンス/ご注文IDは?
A: 「お客様のライセンス情報」ページをご覧ください。
Q: 新しいグッドシンクをインストールするときに、古いグッドシンクをアンインストールする必要がありますか?
A: いいえ。新しいバージョンのグッドシンクを上書きすればOKです。設定等はそのまま引き継がれます。
Q: グッドシンクの設定をバックアップしたり復元したりするにはどうすればいいですか?
A: グッドシンクのジョブリストは jobs-groups-options.tic という名前のファイルでユーザプロファイルのアプリケーションデータに保存されています。
Windows 7 や 10 では 'C:\Users\User Name\App Data\Roaming\GoodSync\jobs-groups-options.tic' となります。
Windows XP の場合は 'C:\Documents and Settings\User Name\Application Data\GoodSync\jobs-groups-options.tic' となります。
このファイルをバックアップしておけば、他のパソコン等にこれらのファイルをコピーすることでグッドシンクの設定を復元することができます。
なお、グッドシンクのツールメニューからエクスポートでジョブをエクスポートして、
他のパソコンのグッドシンクでそれをインポートするという方法もあります。
Q: グッドシンクをアンインストールするには?
A: グッドシンクをすべて終了します。Windowsで複数のユーザがグッドシンクを使用している場合はそれも含めてすべて終了してください。 スタートメニューからプログラムを選び GoodSync を選び、Uninstall GoodSync を選んでアンインストールを行います。
同期
Q: 同期のジョブを作成するには?
A: とても簡単です:
1) グッドシンクのメニューからジョブ -> 新規 を選んで、ジョブに名前を付けます。
同期(双方向)かバックアップ(片方向)かを指定します。
2) 左側にある"参照"ボタンをクリックして、同期を行うフォルダを選択します。バックアップの場合はバックアップ元のフォルダを選択します。
3) 右側にある"参照"ボタンをクリックして、同期を行うフォルダを選択します。バックアップの場合はバックアップ先のフォルダを選択します。
4) 画面の下の方にある"解析"ボタンをクリックすると、ファイルがどのように処理されるかが前もって表示されます。
5) ここで"シンクロ"ボタンをクリックすると、表示された内容の処理が実際に行われます。
Q: C:ドライブを丸ごとバックアップするには?
A: C:ドライブは丸ごとバックアップしないのが正解です。
C:ドライブを丸ごとバックアップするのは通常好ましくありません。理由は以下の通りです。
1. C:ドライブには多くのWindowsシステムファイルが少なくとも10ギガバイトあります。もしWindowsがクラッシュして再インストールが必要になった場合、 Windowsに必要なすべてのファイルはWindowsのインストーラにより供給されます。従ってこれらをバックアップべきではありません。
2. C:ドライブには多くの一時ファイルが保存されています。これには不要なファイルやインターネットから取得されたクッキーなどです。 Windowsを再インストールすることの最大のメリットはパソコンをクリーンな状態、つまり購入当時の状態に戻すことです。バックアップしておいたものを書き戻すことは、意味がありません。
3. システム内のブートセクタやその他のブートに関連するファイルはバックアップすることは出来ません。 たとえバックアップできたとしても、再インストール後のWindowsには適切でない可能性があります。
4. C:\Program Files フォルダには実行ファイルが格納されています。これらは巨大なだけでなく、バックアップする価値がありません。なぜならWindowsの再インストールに伴って、これらのプログラムも再度インストールされることになるからです。
5. 各種プログラムの設定情報はレジストリにより管理されています。レジストリは多くの場合マルウェア等により傷ついており、これをクリーンな状態にするのはWindowsの再インストールの主要な目的の一つです。
結論: バックアップすべきファイルはあなたが作成したり編集したりしたあなたの個人ファイルとフォルダです。 通常これらのファイルは"マイドキュメント"フォルダに格納されています。従ってこのフォルダをバックアップすることをお勧めします。
Q: どのような種類のデータが同期できますか?
A: ファイルとして格納されているデータならすべて同期が可能です。
ただしグッドシンクはファイル単位での同期を行います。ファイルの中身を見ることはありません。
Q: グッドシンクで Outlook, Outlook Express, QuickBooks, Quicken などは同期できますか?
A: これらのアプリケーション(Outlook, Outlook Express, Windows Mail, Thunderbird, QuickBooks, Quicken, ACT!)ではデータがデータベース形式で一つのファイルに格納されています。
グッドシンクではこれらのデータベースファイルの内部構造に立ち入りませんので(少なくとも現時点で)、同期はファイル単位でのみ行われます。
従ってもし左右の両側のデータベースファイルに変更がある場合には競合となり同期することができません。
逆に左右のどちらかのデータベースファイルのみに変更がある場合であれば、問題なく同期が可能です。
データベースファイルをグッドシンクがうまく同期できるのは次のような場合です:
* 片方向の同期(バックアップ):
片側のフォルダのみに変更がある場合には、問題なく変更を他方のフォルダに反映することができます。
* 双方向の同期でも実質的に片方向:
双方向の同期でありながらもある時点ではファイルへの変更が同期フォルダの一方だけの場合:
例えば同期フォルダとしてAとBを考えてみましょう。これらは別のパソコン上にあるかもしれません。
(a) あなたはフォルダAにあるファイルを編集していますが、この時フォルダBにはアクセスはしていません。 (フォルダBにアクセスするアプリケーションを起動していないことが前提です。アプリケーションによっては起動だけでファイルの更新を行うものがあります)
(b) フォルダAにあるファイルの編集を終えて、そのアプリケーションソフトを閉じます。ここでグッドシンクを使ってフォルダAとフォルダBを同期すれば先ほどのファイルの変更がフォルダBに反映されます。
(c) その後、フォルダBのファイルを編集編集します。 (フォルダAにアクセスするアプリケーションを起動していないことが前提です。アプリケーションによっては起動だけでファイルの更新を行うものがあります)
(d) フォルダBにあるファイルの編集を終えて、そのアプリケーションソフトを閉じます。ここでグッドシンクを使ってフォルダAとフォルダBを同期すれば先ほどのファイルの変更がフォルダAに反映されます。
... という具合です。
Q: グッドシンクはどのようにしてファイルの更新を判定するのでしょうか?
A: ファイルの更新時刻またはファイルのサイズが変更されたときにそのファイルが変更されたと判定します。
グッドシンクは変更されたファイルを同期先のフォルダへコピーします。
Q: ロボフォームや Outlook などのデータはどのように同期すればいいですか?
A: 個別のアプリケーションの同期設定についてはこちらをご覧ください。
Q: いろいろとアイコンがありますが、それぞれどのような意味ですか?
A: グッとシンクで使われているそれぞれのアイコンは同期の状況をユーザに知らせるためのものです。 詳細についてはこちらをご覧ください 。
Q: "競合"とは何ですか?
A: 前回同期が行われた後に、同期フォルダの両側でファイルに変更があった場合、グッドシンクはどちらのファイルの変更を優先するかを判断できなくなります。 この場合にはグッドシンクは"競合"と表示してユーザに対して同期の方向を指定するように促します。矢印をクリックして同期の方法を指定してください。
Q: ファイル名は同じでファイルの更新時刻が違うファイルに対してどのように動作しますか?
A: グッドシンクは通常ファイル名が同じで更新時刻が同じファイルを同一とみなします。 しかし更新時刻が違うだけでファイルの中身は同じということが判っている場合はファイルの実体をコピーせずに更新時刻のみをコピーすることが可能です:
- 解析を実行します。
- メニューから「表示」->「その他」->「サイズ同じで時刻違い」を選んでサイズが同じで時刻だけ違うファイルを表示します。
- 表示されたファイルを右クリックして「時刻を左から右へコピー」または「時刻を右から左へコピー」を選びます。
- シンクロを実行すると、ファイルの実体のコピーは行わずに更新時刻のみがコピーされます。
Q: ひとつのジョブで複数のフォルダをバックアップするには?
A: 片方向の同期(バックアップ)であれば複数のフォルダを指定することができます(バージョン 9.0.8 以降要)。
左側フォルダの参照ボタンを押して、バックアップしたい複数のフォルダにチェックを入れます(まず複数の項目選択にチェック)。
必要に応じてフォルダ内の特定のフォルダを除外に指定することが可能です。
すべてのバックアップ元は同じディスク上にあることが条件です(条件を満たさない場合は別のジョブを作成してください)。
右側の参照ボタンをクリックしてバックアップ先のフォルダを指定します。
詳しくは説明書の複数フォルダの選択をご覧ください 。
Q: ひとつのジョブで複数のフォルダを同期するには?
A: まず同期したい複数のフォルダを含む上位のフォルダを同期フォルダとして指定します。例えば以下のフォルダを同期したい場合:
- C:\My Documents\Downloads
- C:\My Documents\Pictures
- C:\My Documents\Music
- この場合上位のフォルダとして"C:\My Documents"を同期フォルダとして指定して、解析を行います。
- 解析が完了すると、本来同期したいそれぞれのフォルダが"C:\My Documents"フォルダの中に表示されます。画面をスクロールして同期したいフォルダを右クリックして"'なんとか'フォルダのみ対象"を選びます。
- これによりグッドシンクは"C:\My Documents"フォルダの中の対象フォルダのみを同期対象として、それ以外のフォルダやファイルを同期の対象から除外します。
メモ: メニューの"ジョブ > オプション > フィルタ"からこれらのフィルタの設定を編集することができます。
Q: 変更されたファイルが多数の場合、どのように画面に表示されますか? 全ては表示されないようですが。
A: グッドシンクは解析後、変更のあった最初の5000項目(ファイルまたはフォルダ)のみをツリー表示します。
5000項目以上の変更がある場合には、必ずしもすべてのフォルダが展開される訳ではありません。
これらのフォルダを展開するには、そのフォルダをクリックして灰色の * をクリック(全展開)するか、灰色の + をクリック(1レベルの展開)します。
すべての項目をツリー状に表示するにはツリーのトップで灰色の * をクリックしてください。
シンクロが終了した後、「ジョブ -> 左側(右側)のログを開く」を選ぶとグッドシンクが実際に行った動作を確認することができます。
_GSDATA_ フォルダ
Q: 同期によって削除や置換されたファイルを取り出すことは可能ですか?
A: 'ジョブ -> オプション -> [直近]に削除または置換されたファイルを保存' にチェックが入っている場合(既定値)にはグッドシンクは _gsdata_\_saved_ フォルダ内にそれらのファイルを保存します。このフォルダは同期フォルダの中に作成されています。
これはグッドシンクが独自の'ごみ箱'を持っているようなもので、Windowsファイルシステムのみならずサーバでも有効です。
従って同期によって削除や置換されたファイルを取り出すには、同期フォルダ内の _gsdata_\_saved_ を Windowsのエクスプローラを使って開き、必要なファイルやフォルダを元々あった場所に移動またはコピーしてください。
なお _gsdata_ は隠し属性がついていますので、次の手順でWindowsエクスプローラを使って隠しファイルを表示するように設定する必要があります。
Windowsエクスプローラ -> ツール -> フォルダオプション -> 表示 -> 隠しファイルを表示する
取り出したいファイルがサーバ上のファイルの場合はWindowsエクスプローラの代わりにGoodSyncエクスプローラをご利用ください。
Q: 同期フォルダの中に"_gsdata_"フォルダがありますが、これは何ですか?
A: このフォルダは以下のものを保持しています:
- 同期の状態を保持する状態ファイル"_file_state._gs"。これはグッドシンクの動作に必要なものです。
- このフォルダを同期しているすべてのジョブのログ(*.log ファイル)。
- [直近]に削除または置換されたファイル("_saved_"サブフォルダ内)。
- [過去]に削除または置換されたファイル("_history_"サブフォルダ内)。
- その他のファイル _insync.gsl, _cleanup.gss等。
Q: _gsdata_ フォルダがとても大きくなっているのですが?b>
A: _gsdata_\_saved_ フォルダに[直近]に削除または置換されたファイルが保存されていることが原因と思われます。グッドシンクのメニューから ジョブ -> オプション -> [直近]に削除または置換されたファイルを保存 にチェックが入っているかどうか確認ください。
もし、[直近]に削除または置換されたファイルを保存する必要がなければ:
- ジョブ -> オプション -> [直近]に削除または置換されたファイルを保存 のチェックを外してください。
- 左右の同期フォルダで _gsdata_\_saved_ フォルダの中身を削除します。
- _gsdata_ フォルダ自体は削除しないようにご注意ください。グッドシンクが状態を保持するためのファイルを格納しています。
Q: 複数のグッドシンクがサーバ上の同じフォルダを同期することは可能でしょうか?
A: 不可能とも可能とも言えます。
もし、一つのフォルダに対して複数のグッドシンクが同時に変更を加えることを許可すれば、フォルダの内容は保障されなくなります。
この問題を回避するためにグッドシンクでは'ロック'機構を使って、同時に変更を加えようとする複数のグッドシンクの交通整理をします。
同期(または解析と同期)の動作を開始する際に、グッドシンクは_gsdata_フォルダにlock.gslというファイルを作成します。
このファイルが存在することで、他のグッドシンクはこのフォルダの同期を開始しないように制御されます。
同期が完了するとlock.gslファイルが削除されます。
グッドシンクには自動的にロックファイルの削除を待つオプションがあります。
同期するもの同期しないもの
ジョブ -> オプション -> 高度な設定には、ファイルに関して同期するものと同期しないものの設定項目があります。
ここでは、これらの設定項目について同期すべきかどうかを解説しています。
Q: 属性をコピー(Windowsのみ) -- チェックを入れるべき?
A: Windowsではファイルやフォルダにシステム属性、隠し属性、読込属性、アーカイブ属性などを持ちますが、一般のユーザの方はここにチェックを入れる必要ありません。
システム属性と隠し属性はユーザファイルに付与されることはありません。アーカイブ属性はほぼ利用されることはなく、読込属性も利用は稀です。
Q: パーミッションをコピー(Macのみ) -- チェックを入れるべき?
A: Macではファイルのパーミッションとして rwxrwxrwx があるので、チェックを入れてください。
x は実行ファイルを意味しますが、このパーミッション復元の度に手動で設定しなおすのは大変です。
なお、同期フォルダの両方がファイルパーミッションをサポートしている必要があります。HFS (Macファイルシステム)以外のディスクでは通常サポートされていません。MacOSで再フォーマットするか、パーミッションをコピーのチェックを外してください。
Q: 拡張属性をコピー(Macのみ) -- チェックを入れるべき?
A: Macの拡張属性にはカスタムアイコンとファインダタグが含まれていますので、チェックを入れてください。
Q: ACLをコピー -- チェックを入れるべき?
A1: WindowsのACLはファイルアクセスに関する複雑なシステムです。一般のユーザは無視して問題ありません。
あなたが大企業のシステム管理者でACLについて十分に理解している場合のみ、ここにチェックを入れてください。
ACLのコピーを行うと解析に多くの時間が掛かります。SACLの読み出しにエレベーションが必要だからです。
A2: MacにもACLが存在しますが、Windowsよりもさらに難解なシステムになっています。
従って、Macでもここはチェックを外しておくことをお勧めします。
Q: ファイル・フォルダ所有者をコピー -- チェックを入れるべき?
A1: WindowsではACLのコピーにより実現されますので、ACLのコピーとともにチェックを入れるか、両方ともチェックを外します。
一般のユーザは、ここのチェックは外しておきましょう。コピーされたファイルはいずれにしろ、単一ユーザのものになるからです。
A2: Macの場合、ファイルやフォルダが複数のユーザを持つのであれば、ここにチェックを入れておきます。
Q: 属性比較をオンにすると競合が発生して時刻コピーが出ますがなぜですか?
A: 属性比較をオフにした場合は、属性を比較しないので変更なしと判断されたものが、属性比較をおこなうようにした場合、変更ありと判断されるようになったという事になります。
Windowsの場合は、単に属性コピーをオフにすることをお勧めします。通常は属性は必要ありません。
Macの場合は属性コピーをオンにしたまま、単に競合を解決してください。
Q: ACLコピー -- バージョンを 10.3.9 / 9.9.89 にしてから競合が発生して時刻コピーが表示されるようになりました。なぜ?
A: これらのバージョンから SACL を ACL の比較に追加しました。以前は DACL のみでした。
つまり以前はACLの比較で変更なしと判断されたものが、これらのバージョン以降では変更ありと判断されるようになったという事になります。
ポータブルドライブとFAT
Q: 複数のデバイスが同じドライブ文字に割当てられる状況で、目的のポータブルデバイスと同期するには?
A: ポータブルパスを使うことでドライブ文字に依存せずに同期が可能となります。ポータブルパスの例: =VolumeName:\folder1\folder2
VolumeName はそのポータブルデバイスのボリューム名です。ボリューム名はWindows エクスプローラにより設定可能です。
ポータブルパスで同期フォルダを指定しておくことにより、グッドシンクは接続されたポータブルドライブのボリューム名を基に同期フォルダを見つけます。
Q: USBメモリとの同期の際に、状態ファイルエラーが出るのですが?
A: USBメモリを正しい取出し手順で取り出さなかった等の理由で、ファイルが損傷している可能性があります。
USBメモリを取り出す時には、まずWindowsに対して取出しを通知する必要があります。 システムトレイにある「安全な取出し」のアイコンを選んで、当該のUSBデバイスを停止します。
USBメモリでキャッシュを使用しないように設定することも可能です。 その場合には「安全な取出し」の手続き無しにUSBメモリを抜くことが可能となります。 (いつでも抜くことが可能とは限りません):
* タスクバーにある"ハードウェアを安全に取り外す"のUSBアイコンをクリック
* "デバイスとプリンターを開く"をクリック
* "USB Flash Disk Device"をクリック
* プロパティをクリック
* ポリシータブを選択
* "引き抜きの最適化"をクリックしてOK
Q: 'パラメータが間違っています(error 87)' や 'ディレクトリまたはファイルを作成できません(error 82)' や 'ディスクに十分な空き領域がありません(error 112)'などのエラーが出ます。ディスクに空きはあるのですが。。。
A: FATファイルシステムの制限による問題の可能性があります。
ポータブルディスクやUSBメモリは多くの場合 FAT16 や FAT32 の形式でフォーマットされています。
FAT16 は比較的小さなリムーバブルフラッシュメモリで使われます(最大4GB)。
FAT32 はより大きなドライブで使われます。
* FAT システムで利用できる最大のファイルサイズは 4GB です。ファイルサイズが 8GB ある映画は入りません。
* FAT システムのルートフォルダには 512個を超えるファイルを格納することはできません。
* ルートフォルダ以外のフォルダに格納できるファイル数は 60,000個以下です。
これらの制限を解除するためには NTFS フォーマットでフォーマットし直す必要があります。
詳しくはFAT32 から NTFS への変換をご覧ください。
ディスクのプロパティで NTFSと表示される場合でも実際は NASデバイスに接続された NTFSを装った FATシステムの場合があります。 本物の NTFSにはこれまで述べたような制限はありません。ハードディスクをパソコンに直接接続してWindowsを使って NTFSフォーマットしてください。
Q: グッドシンクとWindowsエクスプローラでファイル更新時刻が1時間違うことがあるようです。どうしてですか?
サマータイム(DST)の取り扱いに関連する Windows のバグが原因です。説明しましょう:
(1) Windows では FATシステム上のファイルの更新時刻を正しく表示しません。
例えば、ファイル更新時刻が 2:00:00 PM on Nov 24, 2008 となっているとします。
今日は November, 2009 です。
この時点でグッドシンクも Windowsエクスプローラも全く同じファイル更新時刻を表示します。ここに何の問題もありません。
さて、このまま夏になります。July, 2010 です。ファイルに変更は加えません。
この時グッドシンクが表示するファイル更新時刻は以前と変わらず 2:00:00 PM on Nov 24, 2008 です。
しかし Windowsエクスプローラが表示するファイル更新時刻は1時間ずれて 1:00:00 PM on Nov 24, 2008 になるのです。
Windowsエクスプローラはサマータイム(DST)の設定によって、
ファイル更新時刻を2つの別の時刻で表示するのです。(夏と冬)
(2) Windows のFATシステムではサマータイム(DST)の切り替えとファイル更新時刻の関係を全く認識していません。
(1)で指摘した問題に加えて、サマータイム(DST)の切り替え当日の場合はさらに状況が悪くなります:
サマータイム(DST)への切り替え、あるいはサマータイム(DST)からの切り替えの日に、ファイル更新時刻を問い合わせると
Windows はひとつの同じファイルに対して問い合わせの仕方によって異なったファイル更新時刻を表示します:
(a) ディレクトリ表示を行うと新しいサマータイム(DST)設定に調整されたファイル更新時刻
(b) GetFileAttributes で取得すると古いサマータイム(DST)設定のファイル更新時刻(1時間シフト)
この問題を解決するには Windowsを再起動する必要があります。
サマータイム(DST)の切り替えが起こると、その後 Windowsを再起動するまでの間はファイル更新時刻はグレーな状態になります。 本当にファイル更新時刻が重要な場合は、この間ファイルを更新することはできません。
上記の現象はすべて FATファイルシステムでの事です。NTFSファイルシステムではこのような問題はありません。
NTFS では UTC 時間を使っており正しく動作します。
FAT ではローカルな DST調整時刻を使っているため変換がうまく行かず誤った時刻の表示となります。
グッドシンクは FATファイルシステム上のファイルにおいても正しいファイル更新時刻を表示します。
なぜなら実際の UTC 時間を計算して(簡単ではありません)、それを
サマータイム(DST)設定で調整してローカルフォーマットで表示しているからです。
Windows ファイルシステム
Q: 隠し属性やシステム属性のついたファイルやフォルダが同期から除外されるのは何故ですか?
A: 隠し属性やシステム属性のついたファイルやフォルダは通常バックアップや同期が必要となるユーザのファイルでは無いからです。これらはシステムが使用しているファイルであり、Windowsの再インストールにより復元されるファイルです。
なお、隠し属性やシステム属性のついたファイルやフォルダが除外されないようにすることも可能です。ジョブ -> オプション -> フィルタ を選んで「隠しファイルと隠しフォルダを除外」「システムファイルとシステムフォルダを除外」のチェックを外します。
Q: "他のプロセスにより使用中なのでこのファイルにアクセスすることができません。"というエラーが出るのですが?
A: データの一貫性を維持するためにアプリケーションによってはファイルをロックしてコピーできないようにすることがあります。このような場合には単にそのアプリケーションを閉じてから同期を行います。
特定のアプリケーション(ACT!, Outlook with ActiveSync)では常にアプリケーションが実行されているので、常にファイルをロックしています。これらのアプリケーションの実行を終了する方法についてはそれぞれのアプリケーションの説明書をご覧ください。
最新のグッドシンクではシャドーコピー機能を使うことでロックされているファイルでもコピーを行えるようになっています。
ジョブオプションの高度な設定にある「ロックされたファイルをコピー」にチェックが入っていることを確認ください。
Q: "シャドーコピー"に関するエラーが出るのですが?
A: 「ロックされたファイルをコピー」の機能はWindowsのボリュームシャドーコピー機能により実現されていますがいくつか制限があります:
- ロックされているファイルからのコピーのみが有効です。ロックされているファイルへのコピーは出来ません。
- ローカルドライブにあるファイルからのコピーが可能です。ネットワーク上のファイルからのコピーは出来ません。
Q: 「ロックされたファイルをコピー」機能が動作しません。Acronis True Image がインストールされています。なぜ?
A: Acronis True Image はWindowsのボリュームシャドーコピー機能を置き換えています。 こちらの Acronis のサイトに説明があります。
Acronis ではこの問題を解決するためにレジストリを変更するように提案しています。
Q: ロックされたファイルのエラー(error 32, 33)が表示されます。ロックしてないはずなのですが?
A: カスペルスキーのウィルス対策ソフトがファイルを検査する際にロックしているという報告をユーザの方から頂いています。
同期対象のファイルに対するスキャンを停止するように設定してください。
Q: システムリソース不足というエラー(error 1450)が出ます。なぜ?
A: これは Windowsシステムから発生しているエラーで次の内容です: MS KB 304101
Windowsシステムのバッファ不足、ハンドラ不足といった問題です。
C:ドライブの空き領域を十分に(少なくともコピーするファイルの倍以上)確保することも必要です。
Q: 同期する時に'指定したパスが見つかりません'というエラーが出ます。なぜ?
A: 指定したファイルやフォルダは実際のところ存在しているにもかかわらず、このエラーが出る場合にはオフラインファイルが原因と考えられます。 オフラインファイルとはキャッシュされたネットワーク共有のファイルです。したがってオフラインファイルのキャッシュをオフにすることで解決します。 いずれにせよグッドシンクにより同期を行うので Windowsのオフラインフォルダは必要ありません。
Q: マイクロソフト社の'オフラインフォルダ'をオフにするにはどうしたらいい?
A1: Windows 7 の場合:
タスクバーから同期センターを開くか、スタート -> すべてのプログラム -> アクセサリ -> 同期センター を選びます。
左側にある「オフラインファイルの管理」をクリックします。
「オフラインファイルを無効にする」のボタンをクリックします。
OKをクリックして再起動します。
A2: Windows XP の場合:
"マイコンピュータ"をダブルクリックします。
"ツール" -> "フォルダオプション"を選びます。
"オフラインファイル"のタブを選びます。
"オフラインファイルを有効にする"のチェックボックスを外します。
OKをクリックして再起動します。
Windows ネットワーク共有(SMB)
Q: リモートコンピュータ上のファイルシステムとの間で同期するには?
A: グッドシンクコネクトを使ってください。
Q: 'アクセスが拒否されました(error 5)'のエラーが出ます。どうしたらいい?
A: このエラー"アクセスが拒否されました(5)"は Windowsシステムからのものです。グッドシンクは単にそれを表示しています。
エラーの内容としてはグッドシンクがファイルを書き込めない(ファイルやフォルダを作成、削除、読込)という状況を意味しています。
ディスクやフォルダ、ファイルに対するアクセスが拒否されている状況です。
(1) Windows ネットワーク共有の場合:
(1a) Windows 7 や Vista での共有(既定では読込専用):
正規のユーザに対してすべての変更を可能にします:
- Windowsエクスプローラで共有したいフォルダまたはディスクを右クリックして「共有...」を選びます。
- '高度な共有'ボタンをクリックして先に進みます。
- 'このフォルダを共有'にチェックを入れます。
- '許可'をクリックして'フルコントロール'を指定します。
(1b) Windows XP での共有:
正規のユーザに対してすべての変更を可能にします:
- Windowsエクスプローラで共有したフォルダまたはディスクを右クリックして'共有とセキュリティ'を選びます。
- 'このフォルダを共有'をクリックして共有名を入力します。
- '許可'をクリックして'フルコントロール'を指定します。
(1c) NAS デバイスでの共有:
ご利用のNASデバイスの説明書を参照ください。
通常はブラウザを使って設定が出来るようになっています。
(2) Windowsパソコンに直接接続されているディスクの場合:
(2a) 最も簡単な方法はグッドシンク9を使用することです。この場合設定は自動的に行われます。
グッドシンク9では管理者権限への移行が必要なファイル操作を行うためのサーバが自動的に実行されています。
従って「アクセスが拒否されました」エラーを回避するばかりでなく、管理者権限への移行(UAC)画面が表示されることもありません。
(2b) パーミッション設定が極めて高くなっていて、管理者権限で動作するサーバでさえもアクセスできないような場合は
パーミッション設定を緩和する必要があります:
- ファイルのパーミッション設定はフォルダから継承されていますが、そのフォルダの設定は親フォルダから継承されています。
- 従ってフォルダをたどって実際にパーミッション設定を制御しているフォルダを探す必要があります。通常これは最上位のフォルダです。
- 見つけたフォルダを Windowsエクスプローラで右クリックしてプロパティをクリック、セキュリティタブを選びます。
- パーミッション設定の変更を行うグループまたはユーザを選択します。
- すべてのユーザにアクセス許可を行うには Everyone を選びます。
- 許可ところでフルコントロールをチェックします。これによりこのフォルダへのフルアクセスが許可されます。
- OKをクリックして設定を完了します。
- もしWindowsエクスプローラで設定ができない場合はまずそのフォルダの所有権を取得する必要があります。
パーミッション設定が正しく行われているかを確認するには Windowsエクスプローラを使ってファイルの名前変更や編集や削除が可能かどうかを試してみることです。 もしWindowsエクスプローラを使ってファイルの名前変更や編集や削除が可能であれば、同じことがグッドシンクでも可能だからです。ただし管理者権限への移行することなくこれらの操作が行えることが必要です。
Q: フォルダ共有を行う場合の推奨方法は?
A: Windowsのフォルダ共有はすこし複雑で Vista/7/10 ではさらにややこしくなっています。
ここでは簡単に設定が可能で、しかも高いセキュリティが確保できる方法をご紹介します:
- サーバコンピュータ上にアカウントを持つユーザだけがすべての共有リソースにアクセス可能
- 他のユーザはアクセス不可能
設定方法:
* ステップ1 Windows XP の場合:
サーバにアカウントを持っていないユーザを禁止:
- デスクトップ上の'マイコンピュータ'を右クリックして'管理'を選びます。
- 'ローカルユーザとグループ' -> 'ユーザ' -> 'Guest' を選択
- 'Guest'を右クリックして'プロパティ'で'アカウントを無効にする'にチェック
* ステップ1 Vista の場合:
サーバにアカウントを持っていないユーザを禁止:
- スタートメニューから'コンピュータ'を右クリックして'管理'を選びます。
- 'ローカルユーザとグループ' -> 'ユーザ' -> 'Guest'を選びます。
- 'Guest'を右クリックして'プロパティ'で'アカウントを無効にする'にチェック
- Vista Home の場合: コントロールパネル -> ユーザアカウント でゲストのアカウントを無効にしてください。
* ステップ2 Windows 7 / 10 の場合:
正規のユーザに対してすべての変更を可能にします:
- Windowsエクスプローラで共有したフォルダまたはディスクを右クリックしてプロパティを選びます。
- '高度な共有'を選んで次に進みます。
- 'このフォルダを共有'にチェックを入れます。
- '許可'をクリックして'フルコントロール'を指定します。
* ステップ2 Windows XP の場合:
正規のユーザに対してすべての変更を可能にします:
- Windowsエクスプローラで共有したフォルダまたはディスクを右クリックして'共有とセキュリティ'を選びます。
- 'このフォルダを共有'をクリックして共有名を入力します。
- '許可'をクリックして'フルコントロール'を指定します。
* ステップ3: グッドシンクのジョブに共有を追加:
- グッドシンクを開き、サーバコンピュータとの同期を設定しているジョブを選びます。
- サーバ側(リモート側)の参照ボタンを押します。
- サーバ側の同期したいフォルダまで掘り下げていきます。
- もしサーバ側が表示されない場合は、直接参照ダイアログにサーバ名を入力します。例えば: \\ServerName
- もしサーバ名でうまく行かない場合はIPアドレスで直接指定します。例えば: \\192.168.1.22
- 共有のユーザIDとパスワード(サーバ上のユーザIDとパスワードと同じもの)を参照ダイアログに入力します。
- 「確認」をクリックして共有を確認します。
Q: エラー 64 '指定されたネットワーク名は利用できません'が出ます。どうしたらいい?
A: これは Windowsネットワークのエラーで多くのフォーラムで話題になっているものです。グッドシンクの問題ではありません。 内容としてはクライアントコンピュータがサーバコンピュータとの接続を失ったことを意味しています。 多くの場合、両方のコンピュータを再起動する必要があります。 サーバ上の共有ファイルがアプリケーションによりロックされている時に、そのファイルにアクセスしようとしたときに発生することが知られています。
Windowsネットワーク共有で使用されている SMBプロトコルは広域のネットワークになるとうまく動作しないことがあります。
回避策としてはグッドシンクコネクトを使うことです。こちらはインターネット越しでも使えます。
MacOS でのエラー
Q: エラー '読込専用ファイルシステム(error 30)'が出ます。どうしたらいい?
A: MacOS によって読込専用として取り扱われていることを示しています。
書き込み可能にする方法が SeaGateで紹介されています(英語):
Seagate Drive Article.
サーバとの同期
Q: インターネット上の FTP サーバや WebDAV サーバとの間で同期するには?
A: グッドシンクは次のものと同期可能です。 FTP, WebDAV そして Secure FTP サーバ。 バージョン9においてはさらに他のシステムとの同期が可能となっています。 FTP サーバや WebDAV サーバとの同期については 応用例のページをご覧ください。
Q: もし同期の最中にネットワーク接続が切断された場合、ロボフォームのデータ(ファイル)は大丈夫でしょうか?
A: ファイルが失われることはありません。グッドシンクがファイルを書き換える際に転送先には一旦一時ファイルが作成されます。 転送が完了した時にこの一時ファイルを最終的なターゲットファイルに置換するようになっています。従ってネットワーク接続が切断された場合に影響を受けるのは この一時ファイルのみであり、ターゲットのファイル自体には影響がありません。このような場合はネットワーク接続が復旧した段階で同期を再実行してください。
Q: DAVサーバやFTPサーバに手動でファイルをアップロードした場合、グッドシンクは正しく同期を行いますか?
A: いいえ。同期を正しく行うためには、グッドシンクのみを使ってファイルをアップロードする必要があります。他のクライアントは使用しないでください。
何故かといえば、DAVサーバやFTPサーバはファイル更新時刻を正しく管理することができないからです。
グッドシンクではサーバ上のファイル更新時刻を実際の時刻に変換しています。
ですからグッドシンク以外のクライアントを使ってアップロードを行った場合、ファイル更新時刻を正しく管理できないため、グッドシンクがファイルの変更を正しく検出できなくなります。
Q: FTP サーバとの同期に長い時間がかかり中断されてしまいました。同期が終わってないファイルのみの同期を行うにはどうしたらいいですか?
A: FTP サーバはファイル更新時刻を正しく保存しない(代わりにアップロードの時刻を保存します)ので、グッドシンクでは独自にファイル更新時刻を状態ファイルに保存しています。この状態ファイルは同期動作の最後にアップロードされます。したがって同期が中断されたような場合には、この状態ファイルがアップロードされておらず、次回の解析においてはすでに同期が終わっているファイルにも関わらず、同期が必要という判定になります。
このようなケースでは次の手順により重複した同期を行わずに済みます。
- まず解析を実行する。
- メニューから 「表示 -> その他 -> サイズ同じ時刻違い」を選んでサイズが同じで時刻が違うファイルの一覧を表示します。
- 表示されたファイルをすべて選択して右クリックして、「時刻を左側から右側にコピー」(またはその逆)を選びます。
- シンクロを実行します: これによりファイルの実体のコピーは行われず、ファイル変更時刻のみがコピーされます。
Q: FTP サーバとの同期でタイムアウトになります。どうしたらいい?
A: FTP プロトコルではファイルのアップロードは制御とは別の接続により行われます。サーバによっては制御の接続が5分程度アイドルになると接続を切断してしまいます。この問題についてはファイルアップロード中は切断しないようなサーバ側での対応が必要となります。
別の可能性としてはプロキシやファイヤウォールがFTPプロトコルに対して完全に対応していないケースが考えられます。ユーザでの事例ではMicrosoft Firewall Clientを有効化したりプロキシの修正によって解決するケースが報告されています。
Q: グッドシンクがWebDAVでアップロードしたオフィス文書を IIS 7 が書き換えるようです。どうしてでしょうか?
A: シェアポイントDAVサーバ(IIS 7の一部)は特別なXMLデータをオフィス文書に追加します。オフィス文書とは .PPT, .DOC, .XLS などの拡張子を持つファイルです。 この機能をオフにする方法については IIS 7 の説明書または直接マイクロソフト社にお問合せください。
Q: WebDAVを使ったジョブで「プロキシの認証が必要です(code 407)」というエラーが出ます。なぜでしょう?
A: これはプロキシを通してインターネットにつながっていること、そしてそのプロキシのユーザIDとパスワードが必要であることを意味しています。 プロキシのユーザIDとパスワードをグッドシンクに設定してください。メニューからツール -> プログラムオプション -> 接続でプロキシのユーザとパスワードを入力します。
Q: 非ラテン文字のファイル名がグッドシンクでうまく同期できません。どうしたらいい?
A: グッドシンクではFTPやSFTPサーバとの同期においてファイル名およびフォルダ名を UTF-8 を使ってエンコードしています。 最近のWebDAVサーバやFTPサーバはUTF-8エンコーディングを使っていますが、一部のサーバでは古いANSIエンコーディングを使っています。
お使いのサーバがUTF-8でのファイル名エンコーディングを使っているかどうかを確認し、
もしそうでなかったらUTF-8エンコーディングに切り替える必要があります。
どうしてもANSIエンコーディングを使わなければならない場合は、グッドシンクで詳細表示ボタンを押してUTF-8オプションのチェックを外してください。
Q: S3 のエラー: 'S3 server says: The specified bucket does not exist' または 'The bucket you are attempting to access must be addressed using the specified endpoint'が出ます。どうしたらいいでしょう?
バケットの名前またはアドレスに問題があります:
(i) ヨーロッパ、アジア、米国以外のすべてのバケットはホストベースのアドレッシングが必要です(参照 -> 高度な設定)。従って小文字の名前となります。
(ii) ホストベースのバケット名は小文字でなければならず、文字と数字で構成されている必要があります。大文字は使えません。
自動化
Q: どうしてWindowsのタスクスケジューラから埋め込みのスケジューラに変更になってのですか?
A: グッドシンクのスケジューラ(GSS)がWindowsのタスクスケジューラ(WTS)よりも以下の点で有利だからです:
* WTSでは設定変更の度にWindowsのアカウントパスワードを入力しなければなりませんが、GSSでは一度で済みます。
* WTSではAPIを通して名前変更ができませんが、GSSでなら問題ありません。
* WTSではファイル変更のジョブを実行できませんが、GSSではすべてのジョブが継続可能です。
* WTSではタスクの監視ができないが、GSSではグッドシンクランナーでのジョブの監視が可能です。
* GSSなら同じスケジュール設定がそのままWindows, Mac, UNIXで利用可能です。
* 現在でもWTSを使ってグッドシンクのジョブを実行することは可能ですが、タスクをご自身で設定する必要があります。
* WTSからアンアテンディドモードでジョブを実行するには: GoodSync /unatt sync "Job Name" と指定します。
* WTSからアテンディドモード(GUIあり)でジョブを実行するには: GoodSync sync "Job Name" と指定してください。
Q: 私のWindowsのパスワードは設定されていません。その場合どうやってグッドシンクのServer/Runnerを実行できますか?
A: グッドシンク自体は空のパスワードを使うことに問題はありませんが、
Windowsは空のパスワードに対してエラーを返します(ポリシーで変更は可能)。
従ってWindowsには空以外のパスワードを設定する必要があります。
Windowsアカウントにパスワードが設定されている場合でも、自動でログオンする方法(Windows 7):
スタートボタンをクリックして検索ボックスに: netplwizを入れて検索します。
Enterキーを押します。
これによりユーザアカウントウィザードが起動します。
ユーザがこのコンピュータを使うには、ユーザ名とパスワードの入力が必要'のチェックを外します。
OKをクリックして変更を有効にします。
Q: スケジュール設定どおりにジョブが起動しないのですが?
A: 以下の項目を再確認してみてください:
* 時間の単位が正しく設定されているか確認します。24時間制になっていますので午後11時であれば Hour=23 となります。テストボタンを使って実際に生成される時刻を確認ください。
* パソコンがスリープやスタンバイ状態にならないか確認ください。コントロールパネル -> 電源オプション -> プラン変更 -> 高度な電源設定 -> スリープ -> タイマ起動を許可' が有効になっている必要があります。通常ノートパソコンでは無効が既定値です。
Q: メール送信の機能がうまく動作しません。同期の結果を自動でメール送信するように設定するには?
A: メニューから"ジョブ -> オプション -> スクリプト -> プログラムの呼び出しおよびメール送信"で設定します。 SMTP または MAPI プロトコルにより同期の結果をメール送信しますが、その設定方法は以下の通りです。
1. SMTPを使う場合には「ツール -> プログラムオプション -> 接続 -> メールの送信にSMTPを使う」のチェックボックスをチェックします。
2. MAPIの利用はお勧めしません。時代遅れで多くの問題があるからです。
Q: コマンドラインから既存のジョブを異なったパラメータで実行した場合(例えばログの送信先メールアドレスを別のものにした場合) グッドシンクはどのように動作しますか?
A: コマンドラインのパラメータがジョブの設定を上書きする形でジョブが実行されます。またコマンドによってはその設定がジョブに保存されたり、 保存されなかったりします。
詳細については説明書の コマンドラインの項目をご覧ください。
暗号化
Q: グッドシンクはバックアップ時に暗号化できますか?
A: はい。 グッドシンク(バージョン10のベータ版)でジョブ -> オプション -> 左側/右側で暗号化を選びます。
AESで256ビットキーを使用してファイルのすべてのブロックが最大のセキュリティで連結されます。
暗号化のキーはユーザが入力するパスワードに512回以上のSHA1ハッシングをかけて生成されます。
ファイルパスとファイル本体のいずれも暗号化が可能で、ファイル本体の暗号化の際にはランダムソルトが使用されます。
ここで仮に左側のフォルダがバックアップ元で右側フォルダがバックアップ先だとしましょう。
暗号化されたバックアップを作成するには以下のようにします:
* ジョブ -> オプション -> 右側: ファイル本体とファイル名を暗号化のチェックを入れます。
* ここでパスワードを入力しますが、覚えておける範囲で複雑なものを入力ください。
* ジョブ -> オプション -> 左側: ファイル本体とファイル名を暗号化のチェックを外します。
* グッドシンクが左側から右側にファイルをコピーする際に暗号化されたバックアップが行われます。
* またグッドシンクが右側から左側にファイルをコピーする際に復号化されたデータ復元が行われます。
Q: グッドシンクにより暗号化されたバックアップを復号化するには?
A: 暗号化フォルダから復号化フォルダへの同期により復号化が行われます。
グッドシンクのジョブ設定において左右のフォルダの暗号化オプションが指定されています。
例えば左側フォルダが暗号化無しで右側フォルダが暗号化有りの場合、
左側から右側へのファイルコピーの際には暗号化が行われます。
一方、右側から左側へのファイルコピーの際には復号化が行われ、
左側フォルダ上には復号化されたファイルが保持されます。
Q: コンピュータとリモートサーバ間の経路上でファイルを保護するには?
A: 'セキュアモード(暗号化)'のチェックボックスをチェックします。これにより通信路で SSLの暗号化が適用されます。
これは HTTPベースの以下のファイルシステムで有効です: GSTP, WebDAV, S3, FTP, Azure
なお SFTP, OneDrive, GDocs, Amazon CD は常にセキュアで非セキュアの選択枝はありません。
Q: TrueCrypt のボリュームでグッドシンクを使用するには?
A: TrueCrypt で「このファイルの変更時にメインファイルのファイル更新時刻を変更」するようにします。
これによりグッドシンクは TrueCrypt のファイルが変更されたかどうかを判断できるようになります。
グッドシンクコネクト
Q: グッドシンクコネクトでの転送が遅いのですが?
A1: ファイルの転送速度はクライアントコンピュータからリモートコンピュータ間の最も遅い接続により制限されます。
通常最も遅い接続はアップロードを行うコンピュータです。
2台のコンピュータ間でファイルの転送を行う際に、いずれかのコンピュータがアップロードを行います。
アップロードのスピードは平均的にはダウンロードに比べて1/10程度です。
つまり 5 Mbit/秒 の能力のあるISPの場合、アップロードの速度はおそらく 500 Kbit/秒から 1 Mbit/秒程度です。
また1バイトつまり8ビットの転送には平均2ビット分のオーバーヘッドがあります。
したがって 500 Kbit/秒のアップロードはグッドシンク上では 50 Kbytes/秒として表示されます。
A2: 直接接続の場合は最速での転送が可能ですがフォワーダを使っている場合は速度が遅くなります。
グッドシンクコネクトにおける直接接続については直接接続の方法をご覧ください.。
Q: GSTPでのトラフィックがグッドシンクのサーバを経由しないようにするには?
A: 直接の IP アドレッシング(例: gstp://server.company.com) と調停なしの.goodsync アドレッシング(例: gstp://myserver.myuser.goodsync) を使った場合、GSTPプロトコルはフォワーダやメディエイタを介さずに直接 GSTPクライアントと GS サーバ間で動作します。
グローバルな検索を完全にオフにするにはツール -> サーバ上級オプションで GSサーバにログインしてサーバの設定(Discoverable on Global Internet)を変更し GSサーバを再起動してください。
Q: グッドシンクコネクトのパスワードが分からなくなりました。どうしたらいい?
A: グッドシンクコネクトのパスワードを復旧する方法はありませんが、実はその必要はありません。
復旧したとしても、パスワードが本人に成りすました人に渡る危険があります。
そもそもパスワード自体はどこにも保管されていないので、復旧することは出来ないのです。
従って、単に新しいグッドシンクコネクトアカウントを取得してその新しいアカウントを使ってください。
サポート
Q: FAQを見ても問題が解決しません。どうしたらいい?
A: より詳細な説明がある説明書をご覧いただくか、こちらにご連絡下さい。
Q: 正しいサポートチケットの送り方は?
A: グッドシンクのプログラムのヘルプからサポートチケット作成を選んでください。
グッドシンクのサポートシステムのログイン画面が開きますので、ログインします。
すでに診断情報が添付されたチケットの作成を行います。
診断情報の添付を希望しない場合は、赤い×をクリックして添付ファイルを削除可能です。
診断情報には問題を特定するための、グッドシンクの設定情報やグッドシンクの動作ログが記録されています。